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気のおもむくままに世界一周してみた「旅」好き大学生のブログです☆★

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2008

08/07

Thu

23:32:44

Auschwitz 

Category【 Poland 】
ナチスドイツにより建設されたあまりに有名な強制収容所。
古都クラクフからバスで2時間強、オスチエンチムっていうのどかで自然豊かな、本当に穏やかな街のはずれにあります。
街のはずれといっても、すぐそばでは市民が日常生活を送っている、そんな場所。

アウシュビッツでは何十万人の人間が非人道的扱いを受け、衰弱死や殺害されていった場所というイメージがあって、
どちらかといえば人里離れた土地にポツンと陸の孤島のように存在しているものだと思っていたから、
跡地についた時、まずそのギャップにあ然としてしまった。


アウシュビッツ正門には、ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)、って一文が刻まれてて、
よく見るとBが上下逆さまになっていて、これはSSの欺瞞に対する作者のささやかな抵抗、って考えられてるみたい。

多くのブロックの中の展示室には、
収容所に運ばれてきた人たちの写真や遺体の山の写真、
ガス室で殺された人々の大量の毛髪と、毛髪から作られた生地、
名前が書かれたトランクの山、
針金とレンズだけで作られているような大量の眼鏡、
これまでに見たことのない量の靴、
ガス室で使用されたチクロンBの大量の空き缶、
ブロックの壁一面に貼られた収容者たちの顔写真...


静かな展示室内で彼らは何も語らないけれど、
過去ここで行われたこと、彼らの凄惨な日々を想像するには充分すぎた。


ついでにアウシュビッツから3km程離れたところにある、
ビルケナウっていうさらに大規模な強制収容所跡にも行ってみた。
アウシュビッツのイメージとして、
門へと吸い込まれていく鉄道の引込線をイメージする人がいるかもしれないけど、
それはアウシュビッツじゃなくてビルケナウのほう。

アウシュビッツを基に作られたらしいけれど、
とにかく広大な敷地。東京ドーム37個分らしい。
アウシュビッツが強制収容所であるとしたら、ビルケナウは大量虐殺所。
焼却炉やガス室、野外焼却場など、大量殺戮の施設が置かれていたらしい。

証拠隠滅のために収容所解放直前に多くの建物が破壊されたらしく、
アウシュビッツと違って廃虚と化していたし、
ここで行われていた多くのことをリアルに想像するのは難しいなぁって思った。
衛生環境はアウシュビッツより劣悪だったらしい。
あれよりも劣悪ってどういうことだろう...


どちらも、吐きたくなるくらいの過去の現実だった。
あまりに現地の空気との相違があったこともあって、受け入れるまでに時間もかかった。
とてもじゃないけれど耐えられなかった。

収容者の写真の中には同年代やそれよりも下の年代の人の写真もいっぱいあった。
彼らは絶望の中で何を思ったんだろう?
生きるための生活でなく、死ぬための生活。
1日に何人、何十人という人が目の前で死んでいくのが日常。
死の空気に包まれた中での日々。

想像したくても、できない。

人はなんでこんなにも残酷になれるんだろう。
ただ生きていくだけでもつらい事だらけなのに、なんでそのうえ戦争なんてするんだろう。

最近は自分自身の悩みだけで精一杯だったけれど、その悩みはあまりにちっぽけだったみたいだ。




ひとつ。
とりわけ大量のユダヤ人たちがここで命を落としていったこともあって、
多くのイスラエル人たちが訪問していたけれど、彼らに、
なぜ過去の被害者であるあなたたちは今、パレスチナ人たちに対してあのようなことを行えるのか?
というようなことを質問したかった。とりわけ多くいた軍人達に。
なんて答えるんだろう?

家を破壊し、土地を没収し、テロリスト掃討と称して一般人にも犠牲者を出すような武力行使をする。

収容所でないだけで何が違うっていうんだ??




アウシュビッツとビルケナウの敷地内で、63年っていうあまりに長い歳月が過ぎ去ってしまったけれど、
ここで絶望の日々を過ごした人を忘れず、弔うかのように咲いてた小さな花がとても儚げに風に吹かれてた。

アウシュビッツも、空は高くて澄んでたよ。
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ヨーロッパに長期滞在することになったら、一度は見に行きたいと思っていたところが、アウシュビッツ強制収容所だ。何も怖いもの見たさから思っているのではない。未曾有の大量殺戮の現場に自ら立つことで、戦争の残酷さをより近くで感じ、平和の意味を考え直すためだ ・...
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